屋外飼育の犬の暑さ対策
屋外で飼っている犬の場合、夏の暑さ対策に毎年、頭を悩ませることでしょう。
最近は、夏の気温が毎年最高値を更新し続ける異常気象とまで言われています。
屋外で飼う場合の暑さ対策にはどのような方法があるのでしょうか?
プラスチック製のハウスは冬用に
ホームセンターなどで市販されている屋外用の犬小屋は大抵ステンレス製やプラスチック製です。耐久性があり、風を通さないので屋外飼育用品として人気があるのですが、夏に関しては少し不向きな製品だったりするかもしれません。
どんなに風通しのよい場所においても、そもそも風を通さないのですから、中で昼寝をしてしまっては危険なのです。
係留用のロープが短かすぎて、犬がハウス以外に移動先が無い場合、唯一の日陰としてハウスの中に入ってしまう場合があります。でも熱中症を予防するためにも、夏には、夏用の居場所を作ってあげましょう。
タープやよしずを活用しましょう
犬の居場所を広く覆うことが出来るようにキャンプ用のタープやよしずを活用しましょう。
広い日陰を作り、犬が自由に移動できるように、係留ロープは長目にしてあげるとよいでしょう。その際、雨風を完全に遮断する必要はありません。雨風がある程度入る隙間があることで、気温が下がり、地面が冷却されます。
自然の冷却機能を存分に活用しましょう。
スノコも便利です
犬の寝床用に、プラスチック製のスノコも非常に便利なアイテムです。スノコの下に木やブロックを置き、がたつきの内容にしっかりと固定し、地面とスノコの間に空間を作っておきます。そうすることで、スノコの下を風が通り、快適な寝床になります。
またスノコはいつでも洗えるように、プラスチック製のものがよいでしょう。
コンクリートの水まきはやめましょう
犬がカーポートのような舗装された場所で過ごしている場合、暑さ対策にと水を撒いてはいけません。水が蒸発する時に熱でかえって、蒸し暑さが増してしまうからです。
木陰をフル活用しましょう
もし、庭に木陰がある場合には、日中だけでも木陰に移動させておきましょう。
自然の日陰は犬にとって快適なものですから、上手に活用しましょう。
時には、犬が木陰の下に穴を掘る事もあるでしょう。
これも犬本来の本能からくる暑さ対策です。地面を少し堀るだけでも、涼しさが増す事を知っているのです。庭を掘ってしまったからと叱らずに、この時期だけは大目にみてあげましょう。




